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HPLC検出器の選定

分析対象物はどの物性で検出できるか、必要な定量範囲は何か、同定にどの程度の証拠が必要か、移動相と試料マトリックスは検出に適合するかを明確にします。

検出器適する用途主な制限
可変波長UV-Vis(VWD)既知のUV吸収成分を1つまたは少数波長で測定吸収しない成分は検出しにくく、波長と移動相背景が影響します。
DAD/PDA波長範囲のスペクトルを用いる分析法開発やピーク評価スペクトルの類似は同定の証明ではなく、共溶出の影響も残ります。
蛍光(FLD)自然蛍光または蛍光誘導体化が可能な成分の高選択的測定励起・蛍光波長、誘導体化、マトリックス挙動が分析法固有です。
示差屈折率(RID)糖や一部ポリマーなど、安定した主にアイソクラティック条件での非UV吸収成分組成・温度変化でベースラインが乱れ、一般に選択性と感度が限られます。
質量分析(MS)複雑試料、微量成分、同定で質量電荷比の情報が必要イオン化、マトリックス効果、汚染、設備、データ、保守の負担が増えます。

UV、DAD、蛍光、RIDのどれでも、検出セル容量、データレート、ピーク幅、移動相、温度を構成単位で確認します。電気化学、荷電化粒子、蒸発光散乱などの検出器もありますが、万能な検出器はありません。

標準液、ブランク、代表試料で選択性、直線性、範囲、ノイズ、ドリフト、キャリーオーバー、データ処理を評価します。仕様値は記載された試験条件に限られます。